北奥羽企業通信

小坂工務店(三沢市)
(2011/08/07)
年末の販売開始に向け、工事進行基準ソフトの開発が大詰めを迎えている
 三沢市の総合建設業・小坂工務店は、工事進行を管理する基準ソフトの開発に3年前から取り組んでいる。長期間にわたる工事でも、月ごとに財務面での進行状況を確認できるほか、工事の棚卸しにも生かせるメリットがあるソフトで、ことし12月末の販売開始を目指し、準備を進めている。
 会計年度をまたぐ工事では、施設の完成年度に代金が支払われるため、着工年度に売り上げが計上されず、年度別の売り上げにばらつきが生じていた。これを解消し、実際の工事の進行状況を金額で把握するのがソフト開発の狙いだ。
 金融機関への融資申し込みや、発注した自治体に進捗(ちょく)状況を報告する際、決算状況をすぐ提示できるようになる。工事に使った資材量が月別に把握できるため、無駄な材料発注も防げるという。
 開発に当たり、一昨年から21あおもり産業総合支援センターの支援を受けている。昨年11月には、中小企業支援センター情報化優良企業表彰で、青森県内企業として初の奨励企業賞を受賞した。
 現在は八戸市のIT企業プライムビーピーと連携し、バージョンアップを図りながら、各種会計ソフトと連動するよう検証作業中。同市のOA機器類販売会社テクノルや三八城税理士法人などと販売促進策も練っている。
 ソフト開発を監修する市澤洋建設課長は、公共事業の減少などによる建設業の厳しい経営環境を踏まえ、「無駄な支出は省かねばならないし、棚卸しも丸一日かける時代ではない」と効率化の必要性を強調する。
 商品の販路については「建設業や電気・機械設備業などが中心となると思うが、税理士にも使ってほしい。価格も高額にならないよう設定したい」と話している。(随時掲載)

◇メモ
 所在地は三沢市南町4の31の3469。小坂仁志社長。1958年創業。資本金2千万円。従業員数38人。総合建設業のほか、携帯電話販売業、不動産仲介業。ホームページアドレスはhttp://www.kosakagc.co.jp/
【写真説明】
年末の販売開始に向け、工事進行基準ソフトの開発が大詰めを迎えている